
乳ガン手術後に生じる腕の腫れについて
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| 平成18年11月10日 |
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乳ガン手術の後遺症として生じる二次性「リンパ浮腫」で悩む患者さんは多い。(約10万人)放置すれば腕が腫れ上がり、疼痛と不安に苛まれ、通常の倍近くにも太くなり、最終的には皮膚の表面がゾウの皮のようになる「象皮病」をきたす。
ガンの転移を防ぐため乳腺の切除とともに、リンパ節の切除や、放射線治療によって発病する二次性の「リンパ浮腫」が起きる。
この「リンパ浮腫」は体内を循環するリンパ液の流れが悪くなることによって起きる。
そして「リンパ浮腫」は4段階の病期に分類される。
0期 〜 見た目では分からない。浮腫が顕在化する何年も前から
始まっていることがある。
T期 〜 軽いむくみがみられ、押すとあとが残る。(可逆性リンパ浮腫)
U期 〜 皮膚が徐々に硬くなり、手を挙上するだけでは腫れがひかない。
押すと圧迫痕がはっきり残る。後期では更に皮膚が硬くなり、
指で押してもへこみにくい。(非可逆性リンパ浮腫)
V期 〜 圧迫痕を伴なわない象皮病
と、ゆっくり4段階で進行する。
私は、このU期までの「リンパ浮腫」に対する治療を行っている。リンパ誘導マッサージを主体として取り組んでいるが、現在病院に於ては、弾性ストッキングの着用を勧める位で、停滞したリンパ液を取り除き、リンパの流れを活性化させる具体的治療はほとんどなされていない。セルフケアしなさいとの指導のみでは解決しないのが現状。
むくみを放置しないことが一発のポイントであり、治療であると同時に予防なのです。
他人(ひと)に仲々理解されず一人苦しんでいる患者さんは多い。
是非御来院、御相談下さい。
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糖尿病は食餌療法で治るか?
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| 平成15年12月24日 |
現代の日本人にとって国民病ともいわれる糖尿病。
過食による肥満、加齢によるインスリン分泌量の低下、そして運動不足がその主たる
原因であることは広く知られている。このことは真理です。
特にインスリンの分泌が減ることが最大の原因であり、「食餌療法」と「経口糖尿病薬」
を与え「運動」をすすめるのが医療の基本とされています。
しかし視点を変えてみると、新たな療法が浮かび上がってきます。
インスリンの分泌が減ることは皆が注目しますが、「ストレスによって分泌される
アドレナリンやノルアドレナリンが交感神経を刺激して血糖値を上げる」という生理学
上の真理が忘れられていることがあります。
働きすぎをやめて、ゆったりした生活パターンにすると副交感神経が優位に立ち
アドレナリンが減り結果的に血糖値が下がります。
拙項、小児カイロや刺絡療法にあるように、理想はゆったりした生活ですが、人には皆
それぞれの事情があり、簡単にはそれを手に入れることはできません。
そこで、具体的な糖尿病対策として白血球中の顆粒球を減らし、リンパ球を増やす
ことができれば、確実に血糖値は下がります。
それが正に刺絡療法なのです。
顆粒球は白血球のうち60%を占め、その寿命は2〜3日であり、死後多量の活性酸素を
産生します。人体で産生される活性酸素の実に80%はこの顆粒球からのものです。
そして恐いことに、この活性酸素がインスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島
β細胞を破壊するのです。
このことがインスリン不足を招き、血糖値を上げ糖尿病の悪化を招く真の原因なのです。
この真理は、ほとんど報告されていません。
ストレスがアドレナリン分泌を促し、交感神経を興奮させ血糖値を上げる。そしてストレス
により増加した顆粒球は死後多量の活性酸素を産生し、ランゲルハンスのβ細胞
そのものを破壊し、インスリンの分泌を減少させる。そして、体外からインスリンの注入が
なされない限り、人工透析を受ける必要が生じてくる。
このような観点に立っての手技・刺絡療法をもう一度見直して下されば幸甚と存じます。
私も未だ本を購入していません。すぐ購入して正月休みに読みますが、新潟大の免疫学者
安保徹教授の新刊、「こうすれば病気は治る」新潮選書1,000円にはこの考えが
述べられています。
是非御参考になさってください。
この項、次回も引き続き書いてみます。
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