治療哲学
 は じ め に 


ようこそ,手技療法のホームページへ。



手技療法は医療の内ではマイナーであり、患者さんの立場に立てば,どんな症状の時、どこへ行けば良いのか,費用はどのくらいかかるのか、分かりにくいことも多いと思います。
それらの点を踏まえ、手技療法を分かりやすく示し、患者さんの理解に支えられて、その素晴らしさを少しでも多くの方に知って頂き、未来につなげてゆければと思い浅学非才をも省みず筆をとりました。

そして、ホームページという新しい、そして未来に大きく広がるメディアの中に身を置く楽しさをも共感したい気持ちも強く持っています。
スタッフ一同をはじめ,周りの皆様方の御指導、御協力を得てここに開設できたこと、心より感謝致します。


人類発展の長い歴史はそのほとんどが、飢えと病気に対する戦いの連続だったといえます。14世紀のペスト、16世紀の梅毒、17〜18世紀にかけての天然痘・発疹チフス、19世紀のコレラ・結核とまさに病原菌との戦いの連続だったのです。

20世紀の薬物、特に抗生物質とワクチンの開発は細菌との戦いに人類が勝利したかに見えます。
しかし、院内感染を起こすMRSAの様に抗生物質に負けない耐生菌が出現してきており楽観は許されません。

エイズ・エボラ出血熱そして新型肺炎(SARS)といった新たな恐怖も出現しています。今後も、人類の将来とともに新しい病原菌が出現し、この戦いは永遠に続くことでしょう。
しかし、20世紀の100年間で世界の平均寿命は30年延びました。
ヒトゲノム(全遺伝子情報)解析が進み予防医学が発達する事で動脈硬化に起因する生活習慣病の死亡率が下がり今世紀中葉までに更に10年は寿命が伸び、人間90歳の時代が予想されます。

近代西洋医学が人類の発展に貢献した力が大きいことがよく理解できます。

そして現代の手技療法はといえば、当然これら西洋医学の発達を血や肉としてとり込み、人類出現の歴史とともにあった手当て(思わず痛い処に手を当てる本能的、原始的行為)療法を鍼灸・指圧・マッサージ・接骨へと進化させ、西洋医学と齟齬をきたすことなく、医療の一分野を担っているといえます。

これら手技療法を最も現代に於いて進化させたもののひとつとして、1895年に米国でダニエル・デビッド・パーマーが提唱したカイロプラクティックがあります。

現代の日本に於いては自律神経免疫療法だと思います。この自律神経免疫療法は20年以上もずっと私の頭の隅から離れることのなかった、もやもやを霧散させてくれるものでした。そして私の治療に力を与えてくれたのです。この療法は次項、小児カイロで詳しく述べます。
現代の欧米や日本では飢餓との戦いはありません。

それに代わって近代化社会の人類が初めて経験する文明病。それは、すなわち一言でいえばストレス病ともいえます。

職場や家族に於けるヒューマン・リレイションズ(対人関係)に根ざすストレス。慢性疾患に対して長期に亘る投薬が人体に及ぼすストレス。機械やパソコンの前で終日同じ作業に従事することによる労働ストレス。過食による肥満や運動不足からくるストレス。
これらストレスに起因する様々な疾患が現代人を悩まし、その影響は幼児の世界にまで及んでいるといえるのです。

ストレスは自律神経のバランスを崩し、内分泌系ホルモンバランスを狂わせ、頚椎・胸椎・腰椎・骨盤から構成される背骨のバランスさえをも崩し、半病人状の人間をどんどん作りだしています。

ストレス先進国アメリカでは薬物中心の現代医学への疑問からカイロプラクティック手技療法が隆盛をきわめているのです。
ここで誤解してはいけないことは、欧米でのカイロプラクティックは日本で認識されている骨格系を中心とした矯正手技だけではないということです。
神経学を深く掘り下げ、病気の源を追求して治療を行い対症療法だけにとどまらない懐のふかさをみせています。

これには勿論法体系の違いが前提にある訳で、欧米ではカイロプラクティック大学を卒業し国家試験に合格しなければ開業できませんし、その大学は医学部と同じカリキュラムを与えており,教養課程を含め、高校卒後6年間の就学が課せられていることです。

診療に当たっては、レントゲン検査と血液検査を行ない、骨の病理変性のチェックを済ませてから手技療法がなされる手順を踏むことで、安全と確実性を追求しています。
ここが、根本的に日本と異なる点で、カイロプラクティックに法規制がなく誰でも、何時でも開業できる国は先進国の中では日本以外ありません。正に日本の法体系のおかしなところです。
手技療法の内、鍼灸・指圧・マッサージ・接骨にはすべて高校卒業後3年間、国が認定した養成校での就学を課し、国家試験に合格しなければ患者さんを診ることはできません。

しかしそれが日本のカイロプラクティックにはないのです。国家資格を持たずに手技療法をしたければ、カイロプラクティックを名乗れば良いという笑えぬ喜劇が現実なのです。
こんなおかしな事が起こる原因は厚生省の怠慢と医師会の反対です。しかし、ここで詳しくこのことを述べる余裕はありません。次の機会に譲ります。

私達手技療法に従事する者すべてがそうではありません。複数の資格を有し、機会を見つけてはセミナーに参加したり研究会を立ち上げ技術の研鑽に、努める先生方も多勢います。
これら現実を踏まえ、我々は日々真剣に患者さんに向かい、誤ることのない正しい手技療法を目指し続けなければなりません。

いずれ近い将来、解明されたヒトゲノムから遺伝子レベルでの人体のしくみを完全に説明できる日がすぐにくるでしょう。
しかし、今日未だ、人体の不思議からくる様々な問題は残っています。打ち勝たねばならない病気に対する具体的治療法です。

例えば、免疫のシステムや大脳を中心とする精神活動、正常な細胞がガン化する機序、具体的には悪性関節リュウマチ、スモン、ベーチェット病、潰瘍性大腸炎、ネフローゼ等原因不明の難病指定疾患が多くあります。

生命の神秘に挑むことは至難の技であることは分かります。しかし、見方を変えれば、生命の神秘は又、力でもあるのです。自然治癒力はその発露です。これをうまく引き出すことができるならば、こんな力強い味方は外にはありません

。これを如何にうまく引き出し患者さんの治療に役立てるか。この一点に私の手技療法はかかっているのです。


具体的な治療のベースになる手技療法は詳しく後述しますが、カイロプラクティック矯正・自律神経免疫療法・二点同時弛緩指圧法・筋膜伸張法・キネシオテープ・指マッサージ・接骨術を症状に応じて用いて、きちんとした治療をしたいと思っています。

治療費については、保険が効くケースとそうでない場合があると思いますが、極力、保険適用したいと考えております。よって、1.500円の自己負担をお願いします。尚、H・Pにメール相談を設けていますので不明な点、疑問、感想等お送り下されば、御返事差し上げたいと思っています。
正しい治療で幸せな健康ライフを共に築いてゆきたいと思っています。
以 上
                                 2003年 盛夏